洗濯の節約
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【洗う】洗剤は衣類によって使い分ける
洗剤は最低二種類はそろえ、衣類や繊維に合わせて使い分けましょう。適切な洗剤を使わなかったために起こる色落ち、縮みなどのトラブルも予防できます。
弱アルカリ性洗剤
ふだん着、下着、タオルやシーツなどに使います。最も一般的なのが粉末洗剤。洗浄力が強く、汗や皮脂、泥汚れがよく落ちます。酵素、蛍光剤を配合したものは、さらに洗浄効果がアップ。液体タイプは、汚れの目立つえりなどに直接塗って使えるので、部分洗い用に便利です。
中性洗剤
アルカリ性洗剤にくらべて、洗浄力はやや落ちますが、風合いを大事にしたいおしゃれ着のブラウスなどの汚れ落としには十分。また、アルカリ成分はウールやシルクを傷めやすいので、これらを洗うときに使います。
【洗う】下洗い上手で黄ばみ、くすみもすっきり
洗濯機を回す前に、汚れを集中的に洗うのが下洗い。全体の汚れや黄ばみが気になるときは、通常の洗濯液の6倍濃度、5Lの水に15gの洗剤をとかした中に約1時間つけます。そのあと水を足して本洗いをします。
【洗う】おふろの残り湯活用は常識
汚れは水よりもぬるま湯だと落ちやすく、洗濯時間が短くてすみます。おふろの残り湯は夏場で35度、冬の翌朝でも25~30度。これは見のがせません。でも1回の洗濯に約30・の水が必要。バケツで注ぐのは重労働。市販の吸水ポンプを使えば簡単に洗濯機に送れます。
入浴剤を使っていてもご心配なく。入浴時に白いタオルを使っても、入浴剤の色がつきません。ということは、入浴剤入りの残り湯を三択に使っても色移りはしません。
ただ、すすぎにはきれいな水を使いましょう。
残り湯でもう1つ気になるのがお湯の汚れです。これは洗剤に含まれる界面活性剤が包み込んで、洗濯物に付着するのを防いでくれます。洗剤の再汚染防止効果です。
【洗う】おばあちゃん直伝の安上がりな柔軟材
水洗いだけだとゴワゴワのタオル。酢を使うと満足できるふんわり感が得られます。すずきが終わったら、洗濯物が浸る程度に注水して、1/2カップほどの酢を入れて約2分洗濯機を回します。
【洗う】トレーナーやTしゃつの首周りが伸びない方法
ニットやジャージー製の衣類は洗濯を繰り返していると伸びてきます。くび回り、そで口を輪ゴムで止めて洗いましょう。ただし、止めた部分に洗濯液が行き渡らず汚れが残るおそれがあるので、あらかじめ部分洗いをしてから伸び止めの処置をします。
【洗う】スニーカーをきれいに洗うコツ
濃いめの洗濯液につけおきし、翌日ブラシを使ってこすると簡単にきれいになります。軽いよごれなら、衣類の洗濯の残り液を再利用。漂白剤を追加して洗濯機洗い。ゴム底はかためのスポンジでこするとスッキリ。
【脱水・乾燥】衣類を干す際のポイント
ブラウスなと乾きやすいもの、ジーンズのようになかなか乾かないものは、それぞれをまとめて干します。こうすると、湿りけが移る心配もなく、一さおがほぼ同じ時間で乾き、乾きぐあいを確認する手間も省けます。
【脱水・乾燥】1分脱水でシワを最小限に
洗濯、脱水時にできるしわを最小限に抑えると、アイロンかけが楽になります。
手間だけでなく、電気代も節約。脱水時間が長ければ早く乾くわけではなく、通常は脱水1分で十分です。かなり水分を含んでいるものでも3分で十分。それ以上脱水すると逆に頑固なしわが残ります。
【脱水・乾燥】色物が色あせしない干し方
日に干すのはいい気持ちにあんります。でも強い日差しで衣類は日やけし、だんだん色あせてきます。これを防ぐには陰干しがいちばん。もし乾きがおそいと不満なら、衣類を裏返して干します。これで仕上がりはいつも新品風。
【脱水・乾燥】トレーナーの干し方
綿100%のトレーナーは乾きにくいものの代表です。早く乾燥させるには、すそをピンチで止めて、さかさのバンザイ状態にし、ブラブラさせて風を通すと効率よく乾きます。型くずれも心配なし。
【アイロンかけ】酢は強力な助っ人
てかりをとりたいときや、プリーツの折り山をピシッとしたいとき、酢をガーゼなどに含ませて軽くなぞってから、アイロンをかけます。反対に折り山をとりたいとき、たとえば子ども服のすそ出しの場合、同様に酢を使うと、折り山が消えます。
【アイロンかけ】スプレー剤を自家製にして節約
ワイシャツ用なら、水1カップに洗濯用糊剤4mlほどが適量。ピンと仕上げたいなら糊剤を増量。時間がたつと沈殿するので、振りながらスプレーをかけましょう。
【アイロンかけ】ワイシャツの仕上がりはプレクリーニング次第
ワイシャツに手早くアイロンをかけるためには、ていねいなプレクリーニングが必要。
- 脱水後、ざっとたたんで、全体を思いっきりパンパンとたたく。
- えりとカフスを引っぱって、形をととのえる。
- ハンガーにかけて、身幅と丈、前立て部分を念入りに引っぱる。
ていねいにやっておけば、最小限のアイロンかけで、プロ並みにシャンと仕上がります。
【アイロンかけ】混紡ワイシャツのアイロンのコツ
ポリエステル混紡にアイロンをかけると静電気が起きて、アイロン台にくっついてしまい、小じわの原因になります。洗濯の最後に柔軟剤を入れて仕上げると、アイロンのすべりがよくなり、しわも伸びやすくなります。
【アイロンかけ】ワイシャツの楽々洗濯術
洗濯機に水とドライ洗剤を入れてとかし、、ボタンをかけてたたんだ状態のシャツ数枚を入れて15~20分つけておきましょう。5秒間脱水後、2回すすいで(水をくぐらせる程度)5秒脱水。しわなしでアイロンも不要なほど。
【アイロンかけ】スーツを長持ちさせるコツ
ウール物は、一着の服を着つづけていると、繊維疲労が蓄積して型くずれします。休日の前夜、蒸気のみちているバスルームにさげておくだけでも元気回復。翌日風に当てて、アイロンをかければ、スーツはシャッキリ。
【アイロンかけ】トレーナーを長持ちさせるコツ
ニットやジャージー地の衣類は、洗濯を繰り返しているうちに伸びて型くずれしてきます。しわ伸ばしとリフレッシュを兼ねてアイロンをかけましょう。布地が伸びないように、押さえるようにしてかけます。
【ホームクリーニング】毛布を長持ちさせるコツ
毛布は家庭で中性洗剤と洗濯機で洗えるようになっていますが、頻繁に洗うと、ふんわりした風合いがそこなわれがち。日びろから汚れないよう、すっぽりとカバーをかけて、洗濯は年に1回にすると毛布は長もち。
【ホームクリーニング】羽毛布団、洗濯は最低限に
羽毛布団はたびたび洗うとへたりの原因に。
年に1回程度にとどめ、月1~2回集中手入れをします。表面のほこりをはたき落とし、中性洗剤を薄めたものをタオルに含ませ側布をふき、ぬるま湯でしぼったタオルで仕上げぶきをして陰干しに。
【ホームクリーニング】羽毛布団を洗うコツ
羽毛布団のクリーニング代はかなりの金額になります。
そこでカバーをかけるのが一般的ですが、それでもよごれがつきます。
ポイントは、
- 洗濯機に入るように、シングルサイズを縦四つに折り、端から空気を押し出すように巻いていきます。
- 巻きが戻らないよう、古ストッキングで結びます。
- ドライ用洗剤をとかした洗濯機に20分浸しすすぎ、5秒脱水。
- さおにかけて乾燥。 意外に早く乾き、乾くと固まっていた羽毛にふくらみが戻ります。1ブロックごとに揺すぶって空気を含ませ、ふくらませると、さらにふっくら。
【ホームクリーニング】カーテンを洗うコツ
レースのカーテンも、ドライ表示の厚手のものも家庭でドライ洗い。
- 洗剤液を作る
洗剤の量を正確にはかって洗剤液を作ります。 - カーテンをつける
脱水、すすぎなどの作業がしやすいように、カーテンはきちんとたたみ、つけ込みます。 - 20分つけおき洗い→5秒脱水→ため水すすぎ2回→1分脱水で洗濯終了。
- さげて乾かす
脱水じわをたたいて伸ばし、元どおりにさげた状態で乾かします。脱水時間が短すぎると、しずくが落ちてさげられません。
【ホームクリーニング】シルク100%の洗い方
中性洗剤で手早く
- 水2・に液体中性洗剤5mlをとかし、スカーフをたたんで入れて押し洗い。時間がかかると色落ちなどの原因になるので、手早く。
- 泡立ったらすぐに引き上げ、たっぷりの水で2回すすぎます。
- 薄い糊液に浸して糊づけ。
- バスタオルにはさんでくるくると巻き、軽く押さえ、水けを吸収させます。
- 湿りけがあるうちにアイロンをかけます。
ドライ洗い
- ドライ用洗剤液に5~6分つけおき洗い。
- 水を2回かえて2~3分ずつつけおきすすぎ。
- 柔軟剤と液体糊剤1滴をとかした中に浸してから、5秒ほど脱水して陰干しにします。
- 中性洗剤洗いと同様に仕上げを。
【ホームクリーニング】ネクタイなどの小物の洗い方
洗浄力では定番のあるベンジンは引火性溶剤。洗濯中は火気厳禁。
広口びんに洗濯物を入れてベンジンをひたひたに注ぎ、蓋をして10秒ほど振り洗い。タオルに広げて乾かします。
【ホームクリーニング】ダウンジャケットを洗うコツ
家庭のドライ洗いは、水とドライ洗剤を使うのが特徴。
では”水洗い禁止”マークのついたダウンジャケットは?
洗剤液に浸すだけで簡単に洗え、羽毛のへたりもほとんどありません。
●テスト洗い
汚れのひどい部分でぱっちてすとを兼ねて部分洗いを。確認後、通常のドライ洗い。
●平干し後ハンガーに
洗い終わったら、パッパッと振って形をととのえ、バスタオルに広げて、さらに形をととのえます。しわになったところは軽くたたいて伸ばし、表、裏の布をつまんで中のダウンや中綿の片寄りをほぐします。そのまま浴槽の蓋にのせて平干しにし、生がわきになったらハンガーにかけて陰干しに。
【ホームクリーニング】ジャケットの洗濯のコツ
安上がりなジャケットのドライ洗い。
ポイントは、
- 洗濯前にしみ、えりやそで口など汚れをチェックし、洗う洗剤の説明書に従って落とします。
- 洗濯機に洗剤液を、洗濯物が余裕を持って浸る程度、約30・用意。
液が少ないと汚れが抜けにくく、つい押し洗いしたくなります。押し洗いは型くずれ、小じわの原因になり、アフターケアがめんどう。 - 15~20分つけおき→5秒脱水→水を2回とりかえて、10~15分ずつ浸す→5秒脱水。
- ドライ専用のボディーハンガーなどにかけ、ていねいに形をととのえ、陰干し。
アウター類は乾燥後にスチームアイロンを浮かせぎみにかけると、ふっくら仕上がります。
【ホームクリーニング】セーターの洗い方
セーター洗濯のポイントは
- 洗う前にしみ抜きをし、丈、身幅などを採寸。
- 洗濯機に洗剤液を作り、セーターをたたんで浸します。10~15分つけおき→排水→5~10秒脱水。
- きれいな水に約5分浸す→排水→5~10秒脱水。仕上げ剤を使うと風合いがよくなり、静電気を防止します。
- バスタオルを敷いて平干ししに。
そのとき洗濯前に採寸はいおいたサイズにととのえると、伸びたり、型くずれせずに干し上がります。
【ホームクリーニング】自分でクリーニングして節約
家庭向きのドライ洗剤は使い方も簡単で安上がり。ふだん着や小物から始めてみることをおすすめします。
用意するもの
ドライ洗剤、仕上げ剤、しみや汚れを落とすブラシ、たいせつなものや小物を洗うための洗濯ネット、衣類を干す厚みのあるハンガー。
- 洗剤は適量を洗剤の説明書どおりに洗剤、水を正しく計量し、洗剤液を作ります。
- 短時間に衣類をたたんで入れ、15~20分つけおき洗い→5秒脱水→たたんで、ため水すすぎ→5秒
- 脱水→1~2分仕上げ剤に浸す→5秒脱水で完了。
- ハンガーで陰干し形をととのえて、ハンガーにかけて、陰干しするだけ。
洗濯機でつけおき洗いをすると、コートなどの大物まで洗えます。